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■東根市荷口地区「養鱒碑」

旧環境庁の名水百選にも選ばれ、清らかな流れをたたえる荷口川のほとりに、重厚な「養鱒碑」が立っています。建立は昭和16年。豊かな水の恵みに対する感謝の気持ちと、ニジマス養殖にかける心意気を今に伝えています。
このような「養鱒碑」は全国に2つしかない、大変珍しいものです。



養 鱒 碑
 
大富といえば清流、そしてイバラトミヨが生息し、鱒が群れをなしている。ともに、わが故郷のシンボルである。

 荷口川のほとりに「養鱒碑」が建っている(昭和十六年・1941建立。荷口、羽入の業二十一名)。そこには、養鱒業の発展の様子が格調の高い文章で書かれている。

 大富で鱒が飼われたのは昭和三年(1928)からである。この年一月に「荷口養鱒場」が開設され、アメリカ産の河鱒の養殖が始まった。
 昭和五年には早くも採卵し、県下各漁業組合・一般養魚者に配給をしている。二年後、採卵数五百万粒に達している。
 昭和八年、鮮魚を販売し始め、東京など遠い所には氷を入れて発送した。当時として画期的な方法であり、販売量が大幅に増えた。昭和九年一月十五日、荷口養鱒組合設立。組合員十六名。
 
このように、大きく伸びた理由の一つは良き湧水にある。

○ 水温が養鱒に適している。
○ きれいな水である。
○ 酸素の含有量が丁度よい。
○ 水量が豊富である。
○ 年中湧水し、流動している。

それに、組合員の研究と真摯な努力のあったことは言うまでもない。近年、湧水量の減少、水質汚染等あるが、加工販売などで業績を上げている。現在組合員二十一名。